3連休の最終日に中小企業白書をみて思うこと

こんにちは。宮村です。

3連休最終日ですね。台風一過で暑いのでブログを書いてみます。

 

毎年中小企業庁が「中小企業白書」というのを出しています。

今年も4月に出ています

中小企業の成長・拡大が日本の成長を支えると信じてやまない私にとっては大変おもしろい書物でございますので、半年経っていますが今年のやつをレビューしてみます。

<ページ番号は上記リンク先「全文(PDF版)」におけるページ番号を参照)

 

今年度の中小企業白書の要点

・中小企業全体での景気は良い。経常利益は最高水準。だが、大企業ほどではない<P4・P6>
・売上・生産性は伸び悩んでる<P5>
・経営者は高齢化・廃業や休業が過去最多<P10>
・人手不足の状況が悪化してる<P14>

今後必要な対策
・起業創業を促進しよう
・事業継承をちゃんとやろう
・新事業開発していこう
・人材不足の克服

 

対策は難易度高いものだらけですね。。。

特に、人材不足の克服?
この日本の人口が減る中で、どうやって克服するのか?
とも想いますが、結構どの企業でも「人が足りない」って聞く気がしますね。

 

人口減少と労働力不足についてわかりやすく解説していたPDFがあったので
引用してみます。

「労働市場の未来推計 インテリジェンス HITO総合研究所
 2025年、このままいくと何万人足りなくなるのか? 」

これは面白いですね。何もしないとやばいですね。何かしましょう。

 

ちなみにインテリジェンスの資料でマクロでみた観点でいうと
・外国人の労働参加促進しようぜ
・シニアの労働参加促進しようぜ
・女性の労働参加促進しようぜ
・生産性アップしようぜ

このあたりが社会的に必要という結論となっています。

とりあえず働き手を増やさないとまずいんですね。わかりました。

ただ、打ち手がどうもマクロです。

 

このあたり、中小企業白書ではよりミクロの観点の対応策が挙げられています。

・職場環境改善して人材の定着と採用につなげよう!<P30>
・業務プロセス見直して生産性改善!<P31>
・ITとかアウトソーシング活用しよう!<P32>

ということで、これだけ見ると数十年前からIT屋さんやコンサルや人材企業が

言ってきたことと全く同じだということがわかりました!

ちゃんとやるのが難しいってことですよね・・・


結局、ちゃんとやれないのは
「そういう業務が難しかったり、面倒だったりするから無意識的に避けたり先延ばししたりしてる」

ってのは結構大きいんじゃないかなと思います。感覚的に。

今のまま今までの業務をやってたほうが楽だし、それで人手が減って、手が回らなくなってきたよ、ってのが現状なのかと。

 

やり方とか考え方とか変えて、大変なこと面倒なことも意識的に取り組んでいこうよっていう、っ意識改革的なのが働き手増やす前に必要なのかなと思った祝日の午後でした。